2006/12/19
堀川@みらいです。2006.12.19(火)の観測レポートです。
本日は、日中は終日快晴で、巻雲、巻積雲が上層に見られる程度で、積雲も殆ど見られませんでした。天気はとてもよいですが、波は依然としてやや高く波高も3~4mありました。昨夜マニラ寄航のため内海へ入ったときは、ほとんど揺れを感じず、内海と外海の違いを体感しました。
日中は日差しが強く、海面が日射を反射して、一面銀色に輝き幻想的です。
予定では、本日南シナ海の無害航行域をぬけて最初の観測点に到着予定でしたが、荒天と遭難者救助の影響で、20日夜に到着が遅れることになりました。
現在はフィリピンの北東沖の観測点(18N,123E付近)に向けてフィリピン北沖を西から東へ回りこんでるところです。
以下、12/19の作業内容です。
<水蒸気>
メインマスト、フォアマストとも日中6時間、夜間12時間毎にサンプリングを行う。以下、本日回収済みのサンプル。
MWV & FWV-L3-16 12/18/12UTC - 12/19-00UTC
MWV & FWV-L3-17 12/19/00UTC - 12/19-06UTC
MWV & FWV-L3-18 12/19/06UTC - 12/19-12UTC
海賊海域のため、夜間21LSTの後部操舵室での作業時にはアテンドあり。
<手動降水>
降水のため作業なし。
<自動降水サンプラー>
18LST(09UTC)に、L3-2セットの回収のため減揺装置上へ行く。
L3-2が作動していないことに気付く(0リセットの操作ミスによる)。
再度0リセットを行い測定再スタート。
ロガーボックス内の乾燥剤を入れ替える。
<温湿度モニタリング>
(12/19/06UTC時点で)昨日に引き続き、2高度間の混合比差が、0.3から0.8g/kg近く上昇している。依然フォアマストの混合比が、メインマストよりも高い。フォアマスト、メインマストともにsojやsoraのデータとおおむねバラで変動している。12/18/20UTCに0.8g/kgの極大値を示した以降は、混合比差は減少傾向にあり。相対湿度の低下に伴い混合比も前日より小さくなっている。