2007/1/12

堀川@みらいです。2007.1.12(金)の観測レポートです。

天候・海況:
晴れ、14LST頃位置雨。
波高は2-2.5m程度で、海況は落ち着く。
北東から北よりの風、日中は弱く、夜間は5-10m/sと強まる。
SSTは22℃、気温は19℃まで減少。湿度は70-90%。

航行状況:
昨日に引き続き、北東方向へ進路を向けて、OBEM回収ポイントへ回航中。13日0時時点で、北緯26度54分、東経142度44分。

観測状況:
水蒸気サンプラーは順調に継続中。
12LSTに、自動降水サンプラーのメンテナンスを行う。
降水のあるポートはなし。動作しないポートが7ポート。
昨日までのしけで、装置に塩が吹いている。
温湿度モニタリングは、2高度間の混合比差が0.4g/k以下。
soar、sojと概ねパラで変動。

コメント:
今日は午後に一時降雨があった以外は、晴れ。終日比較的雲の多い空模様でした。これまで見られていた熱帯の空とは感じが変わり、中層あたりにすじ状の雲や、やや厚めの層状の雲が目立ちました(写真1)。
また下層には、かなりの雲底の低い、平べったい雲が広範囲に広がり(写真2)、その下で雨を降らせていました(写真3)。

図1は、気温の時系列。横軸はUTCで、1/11-12日の2日分を表示しています。船が北上するにしたがって、ここ2日で、気温は9℃減少。
大気中の混合比も、急激に減少し、水蒸気補修装置で採取している水の量もだんだん少なくなってきています。

お昼に降水サンプラーのメンテナンスのためデッキで作業したときには、空気がからっとしていて、すでに蒸し暑さは感じられませんでした。



写真1


写真2


写真3


図1
戻る