2008/6/10

堀川@みらいです。2007.6.10(火)の観測レポートです。

航行状況・現在地:
定点観測点(12N, 135E)にて定点観測を実施中。
11日12:30LSTの現在地は(12-06N, 135-02E)。

天候・海況:
晴れ、一時雨。午後には、やや厚めの券層雲がかかり始める。
SSTは1℃以内で日変化を示し平均29.5℃程度。気温は午前中は29℃弱、
夜間は東風から北東風の変化に対応して一時27℃まで下がる。

観測状況:
水蒸気は、00、06、12、18UTCに回収。
17LST頃に0.2mm/h程度の小雨が降るが採水器には溜まらず採取できず。
4m深海水は分析室にて06UTCに回収。東大の方々の11日9LSTのバケツ採水
に参加させて頂き、表層海水を採取。

コメント:
本日も晴れましたが、みらいの南側、(5N, 135E)付近を中心に組織化した雲域
が広がり、その北端に発生した東西に延びた雲群が船上を北上し始めました。

みらいでは、毎日6時間毎にCTD採水観測が行われています。この観測ではCTD
センサー(電気伝導度・水温・深度の測定器)による塩分・水温の鉛直プロファ
イル測定と、指定された水深での海水の採水が行われます。
写真1はCTDセンサーのついた採水器をクレーンに吊るして船右舷側から海中に
降ろしているところです。灰色の筒が採水ボトルになります。この中に海水を採取
しながら水深500mまで降り、その後引き上げられ、ボトルに採取された海水を回収
する作業が行われます。海洋観測では採水は重要な観測で、毎回大量の海水が採取
され、溶存酸素や栄養塩などの様々な項目の測定が行われています。


写真1
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