チベット高原のamdo(アムド; 32.15N,91.38E, 4700 m)PBLサイトで撮影した漏斗雲の時間変化
GMAE-Tibetの特別観測期間中(IOP), 1998年8月7日15時 (at 90°E: LST=UTC+6) 撮影:藤波
撮影雑記: ゾンデ放球ため、amdoからPBLサイトに向かう車中より、前方に細く垂れ下がっている雲らしきものが見え始めた。最初はなんだかよく分からなかったが望遠レンズで雲を見てみると漏斗雲の小さいものらしいことに気がつく。それもちょうど垂れ下がり始めた時だったらしい。PBLサイトに着くとその漏斗雲とそれを取り巻くCbはPBLサイトのすぐ北西側に位置していた。漏斗雲はさらに地面方向に伸び、幅も大きくなった。その周辺のCbも明らかに渦を巻いていた。漏斗雲がPBLサイトのすぐ北側(本当に至近)に達したとき、降雹を伴う強風がPBL付近で観測される。漏斗雲と強風と降雹にびびりながら撮影を継続(移動中だったのと、やや興奮気味だったため、撮影位置が一定ではない(笑).東西方向に50m位変化してしまった)。PBLの北側を通過後、北東方向へ移動。漏斗雲は東に傾きながら、徐々に弱まっていった。